「一点集中 一歩一歩」
自分自身を振り返ると、「広く浅く」という言葉がよく似合います(笑)。
それは全然悪い事ではないのだけど、
「現状を変えていこう」
「向上していこう」
そう思った時、気持ちが散漫で集中できてないということは、とても足かせになると、強く思うようになりました。
例えば融資できるお金が1億円あったとして、どう融資したほうが有益な結果を生み出すでしょうか? 1円づつ1億人に融資しても無駄金になってしまうことは、容易に想像できると思います。
才能ある経営者や運営者がいる会社や団体、個人に1億円。又は5つに分けて2千万円づつなど、ある程度絞って、まとまった額の融資をすることが大切です。
1円だけだと、ほぼ増やすことはできませんし、有意義な使い方はできませんが、これだと、融資先も事業資金や運転資金として有意義に使ってくれて、感謝もしてもらえます。そして時には利益を出して、利子をつけて返済してくれるかもしれません。
メニューを増やしすぎて、もはや何の店か、何が売りなのかわからなくなって、疲弊している飲食店。おそらく一品一品のレベルも下がっていくでしょうし、そうなったら、お客さんもどんどん離れていくでしょう。
こういうことは、ビジネス、研究、芸能、スポーツ、などなど、どの分野にもあてはまると思います。もちろん手を広げてもかまわないのですが、一つのことでも一定のレベルに達したり維持したりするのは大変です。MLBの大谷選手のような成功者は極々マレで、だからこそ夢の選手と言われ、スーパースターなのです。
時間には限りがあります。
人生は長いようで短いです。
今でも夢や興味は沢山ありますが、
「今から、あれこれ手をつけるほどの力量が自分にあるでしょうか? 」
「あれば、なぜ今の現状なのでしょうか?」
現実を直視して、よく考えないといけません。
一つだけに集中して100%を目指す、そんな匠の世界にはあこがれます。生活のためそれができない状況だとしても、1億円が1円にならないように、
まず一つに集中して成果を出す。
そして可能になったら、
「自分のできる範囲だけ」
「力をきちんと注げる範囲だけ」
に手を広げる。
そうやって、一歩一歩進んで行きたいと思っています。
