himawaritotane7's diary

日々思ったことを・・。

やってみることで自分を知る

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「やってみることで自分を知る」

私自身がそうですが、とかく人は自分に甘いものです。ちょっとした経験だったり、知識だったりを持って、「やればできるさ」などと、軽々しく思っていて、先送りにしがちです。

しかし、当然ながら実際にやってみると、「見るとやるとでは大違い」。なかなかできません。いや、できる時もあるのですが、それでも自分の予想したレベルより、かなり低い出来に困惑します。「こんなはずじゃない」「意外と大変だな」と。そして、自分の浅はかさ、実力を思い知らされるのです。

 

 例えば、子供が好きなオムライス。
玉子とご飯と少々の具材と調味料で、家庭でも簡単に作れる料理ですが、これを「料理本の写真のように綺麗に仕上げよう」「お店でお客様に食べてもらおう」と思うと、なかなか大変です。
まず、家庭とお店、ガスとIHヒーターでは火力や熱の伝わり方が全然違います。なかなか料理本のようにスムーズにはいきません。当然フライパンも素材から大きさから考えて、専用のものを用意しないといけませんし、玉子をライスに巻く工程も、それぞれに対応したやり方が必要です。それを習得するのは多くの経験を積むしかありません。それでも最低限ここまでの知識と準備は必要で、味付けや見栄えは、まだ先の話です。
簡単そうな料理でも、一定のレベルで作り上げるのは、ホント大変です。



必要に迫られて、何かわからないことを学ぶ時や、何かやりたいことがある時は、すぐに手をつけるべきです。やり始めると、細かい所で小さな壁に何度もぶつかります。
そんな時、
本当にやりたいこと、好きなことだったら、それを乗り越えて継続でき、レベルもアップしていき、自分の理想に近づいていく事ができます。
しかし、
やってみて小さな壁にぶつかった時、何度かの壁で情熱や興味を失うようでは、本当はそれほど興味がないし、向いていないのでしょう。

 


自分が本当にやりたいこと、自分が本当に好きなこと、を早く知り、早く上達するためには、とにかくやってみる

 

ことです。
また、必要に迫られて何かを学ぶ時も、先送りせずやってみると、自分の本当の実力が確認でき、早く取り組んだことで、知識を吸収する時間も増えていくと思います。時には意外な才能だったり、自分の嗜好に気付くこともあるかもしれません。


 何事にも習得したり、達成したり、高いレベルを求めたり、には時間がかかります。そしてそれには「今の自分の実力をちゃんと把握しておく」「何ができて何ができなくて、何を知ってて何を知らないかを自覚する」「情熱を持って取り組む」ことが必要です。

時間は無限にあるものではありません。本当の自分自身を知るためにも、できるだけ早く「やってみる」という行為が必要です。

 


人は自分自身というものを、案外わかっていなかったりするのです。