himawaritotane7's diary

日々思ったことを・・。

損切りできるようになる

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損切りできるようになる」


損切り」という言葉があります。株や為替など、投資の世界でよく使われる言葉です。言葉のとおり「損は切り捨てて決済する」という意味です。


決済は、利益を確定する時も、損切りする時も判断は難しいです。
損するのは誰でも嫌なので、少し利益がでたら、損になる前に小さい利益で決済しがちだし、小さい損が出た時は「いつか上がって(下がって)利益になる・・・」と期待して、決済を躊躇しがちです。 でもそうやって損をしたくなくて「買い」「売り」を待ち続けているうちに、時に市場の流れが想定と逆に流れていき、決済するタイミングを失うことがあります。(この時、目の前の現実から逃避して、決済せず放置したまま取引を休止してしまうことを「塩漬け」と呼んだりします)


損切り」をしっかりできるメンタルを持っていないと、時には塩漬け状態の含み損が大きく膨れ上がり、資金が枯渇してしまい、大損や、市場から撤退、最悪の場合は破産ということもあるのです。「損切り」をきちんとできて、資金が枯渇しなければ、「損」は必要経費・勉強代で、まだまだ挽回のチャンスはあります。


もちろん、いつでも「損したら(含み損がでたら)すぐ決済」では損ばかり溜まります。ちゃんと資金管理して、時間や価格帯など、自分なりの基準・投資スタイルを確立しておくことが大切です。ただ、「損から復活する」ときもあれば、「ダメな時はダメ」もあるのです。「損」は投資の一部、「勉強」ととらえて、全体で利益を出すことが重要です。



これは人生においても同じだと思います。


何かに挑戦したり、努力したりしても、いつも上手くいくわけではありません。仕事、勉強、運動、趣味、恋愛、人間関係・・・いろいろあります。 もちろん「損切り」同様に、上手くいかなかったり、失敗したりを、その後の努力で挽回できることもあるでしょう。しかし「ダメなものはダメ」なことがあるのも事実です。




恋愛で例えると、「失恋」や「ストーカー」の話なんかは、まさにそうではないでしょうか。もちろん、再アタックが成功したり、復縁できることもあるでしょうが、いくら努力しても、周囲や自分自身が「私には魅力がある」と思っていても、決定権は相手にあるのです。当の相手がダメといったらダメなのです。

でも、その事実にいつまでも固執していたら、自分の気持ちが、そのことに多くを奪われ、限りある貴重な時間を無駄に費やしてしまいます。自分の人生にとって、もっと大切なものを得るチャンスや時間を逃がしてしまうかもしれません。



よく、断捨離の話題でも「部屋も心も同じで、容量は決まっている。だから、何かを捨ててスペースを空けないと新しい物は入らない」的なことを聞きます。なるほどな~と思います。
未練があっても、再チャレンジする回数や、時間制限などを設けて行動し、ダメな時は潔く「損切り」すべきです。 そして「自分を向上させ、心の容量を増やす」「次の恋に進む」などして、


「人生全体としての利益をだす」 ほうが良いと思います。


「ダメなものはダメ」は大きな「学び」なのです。なにも、気にしたり、恥ずかしがることはありません。自分がちゃんと挑戦した、努力した、結果なのです。「自分の器や技量、得意分野や大切な物がわかった」と誇ってよいのです。


時間は無限ではありません。ダメなものにかまっている時間はありません。ちゃんと自分と対峙して、損切りするところは、ちゃんと損切する」ようにしていこうと思います。