「結果は急曲線でついてくる」
何事にも努力したら結果が欲しいもの。結果を出すためには、「努力の階段を一歩一歩登っていく」、そんなイメージです。
でも、なかなか結果が得られずに挫折。そんな体験は、多かれ少なかれ誰でもあると思います。そんな時、勇気づけてくれたのが、
「成長曲線」
という考え方でした。
(ここで言う「成長曲線」は、正式用語で医学に使われるようなグラフのことではありません。成功したり成長する時のイメージとして考えてください。)
成長曲線とは、簡単に言うと、
「結果は右上がり直線ではなく、右上がりの急曲線で達成されていく」
ということです。
あらためて考えてみると当たり前の事だと思うのですが、頑張っている時には、結果を求めすぎて、これをつい忘れがちです。
もちろん、元々情熱が薄かったり、100%無理な事柄だったり、頑張りの方向性が違っていたりすれば、成果は達成できないでしょう。その点は、やってみてちゃんと考慮する必要があります。
しかし、「可能性がある」「情熱がある」「最大限努力している」「方向性も大きなズレはないように思える」のであれば、辛抱強く「継続」してみるべきです。
結果がついてこないのは、おそらくまだ何かが足りていないのです。それは、自分の技術だったり、人脈だったり、信用だったり、作業環境だったり・・・・色々です。これは一朝一夕には身に付けたり整備したりはできません。それ以外にも、周囲の雰囲気、相手の気持ち、信用を得るまでの時間だったりと、自分ではどうしようもない時があります。
例えば、接客が良く、料理も良く、お店の雰囲気・立地も良い。そんな飲食店でも、「宣伝や、外観、メニューの内容、数、種類、だったりと、実はまだまだ改善点があった」「完璧なんだけども、口コミが広がる時間がまだ足りてない」ということもあるでしょう。
大人気のお笑い芸人さんは、登場しただけで周りの雰囲気が変わります。「この人達のネタは面白いから、おもいっきり笑おう」と誰もが決めていて、すでに笑う雰囲気が出来上がっています。しかし、知らない芸人さんだと、みんな身構えます。ネタがどれほど面白くても、周りの雰囲気で様子見しながら、「クスッ」という感じからスタートして、徐々に笑っていきます。単純に皆に知られる時間や、お笑いへの信用度が足りていないのでしょう。
何かを達成しようとして結果がなかなか出ず、不安になる時はあります。そんな時は、一度休んで、気分転換して、そして考えてみましょう。現状を客観視し、自分自身と対峙して、「情熱はあるか? 能力・技術は足りているか?」「方向性は間違ってないか?」「他に、努力や改善すべき点はないか?」など、様々なことを。
そして、足りてないことを少しづつ克服し、粘り強く今まで通り「継続」していきましょう。
たしかに考えた結果、撤退を判断しなければならない時はあります。しかし、そうでなければ、
「結果は急曲線でついてくる」
を思い出して、継続・改善・努力です。
私はそう思って頑張っていこうと思っています。