「自分に期待する」
自分自身でなんとか改善したいことの一つに「他人依存」「他者への期待」があります。
自分では、長い間意識してなかったのですが、自分の現状をよくよく考えてみると、その原因の根本にはこれがあったように思います。「他人依存」「他者への期待」を心の奥底に多くもっていたから、「行動力」に欠け、「継続力」に欠けていたのです。
「オーラ」という言葉があるように、人は誰しもが、自分では意識できない「空気感」を出しています。学校でも、職場でも、サークル活動でも、「やさしそうだ」「怖そうだ」「気難しそうだ」そんな会話はよく聞かれます。
私自身、他人と対峙する時に、「表情」「服装」「身だしなみ」「所作」などを見て、偏見ではありませんが、なんとなく「こういう人なんだろうな~」と無意識のうちにぼんやりと考えて、その前提で話していたりします。
別に怒られたことはないのに「なんとなくこの人には、これ言っちゃダメだと思う」とか、OKもらえたわけじゃないのに「なんとなくあの人に頼んだら、大丈夫だと思う」とか。もちろん意外な対応をされる時もありますが、大体の場合は「空気感」どおりの反応が返ってきます。
私自身について考えると、「他人依存」「他者への期待」という空気感を出し続けてきて、「信頼感や行動力という「力強さ」が欠けた人」という印象を与えてきてように思います。
なんの根拠もなく「なんとかなるだろう」思うところがあり、これは楽観的だといえば聞こえは良いのですが、「自らきちんと向き合って根拠を提示してあげる」「自ら行動してなんとか解決する」という当事者意識がとても少なかったと思うのです。
心のどこかで他人をあてにして、甘えている自分がいたのでしょう。実際になんとかなった時も、「その「なんとかなるだろう」は周りがフォローして作り上げてきてくれていた」という事実から目をそらしていて、感謝も薄かったと思うのです。
商売でも仕事でも人間関係でも同じですが、「WIN WIN」の関係、「認め合う」関係が理想で、どちらかが一方的に儲けたり、搾取したり、負担をかけたり、では、客足が遠のいたり、辞めて行ったり、疎遠になったりしていくでしょう。
私は無意識に「他人依存」「他者への期待」の空気感を出し続けてきて、「他者から信頼される人」になっていなかったのです。その積み重ねが、今の生活感、仕事感、人間関係、幸福感、といった現状を作ってきたのです。
いつまでも「信頼感や行動力といった「力強さ」が欠けた人」で、相手に「WIN WIN」を感じさせないようでは、現状は改善しません。
「どんな小さなことでも自分が動く」
「知識や技術を身に付け、自信を持つ」
「そして成長していく自分に期待する」
そう常に心掛け、周囲から信頼を得ることが、とても大切だと思います。
どんどん、勉強して、行動して、経験して、成長する自分に期待していきたいと思います。