himawaritotane7's diary

日々思ったことを・・。

過程を楽しむ

f:id:himawaritotane7:20200510065209j:plain






「過程を楽しむ」

何かやるべき事や目標があり、それを達成しようとする時には、その過程において様々な困難だったり気苦労だったりが現れます。そんな時、「気の持ちよう」はとても大事だと思います。
実際、気持ちに関しては「プラシーボ効果」の話はとても有名です。

ちなみに「プラシーボ効果」とは、
体調を崩された患者さんに、「このお薬は良く効きますよ」とお医者さんがお薬を渡しました。患者さんは、お医者さんもお薬のこともすっかり信用しています。数日後、患者さんは病気もすっかり治ってしまいました。しかし、実はその薬はたんなる小麦粉で、なんの効果もなかったのです。という感じの話です。

もちろん、重篤な症例のことではなく、ほんの些細な病症に対しての結果でしょうが、心理学の実験でもある程度、効果が確かめられているそうです。「病は気から」ということが本当にあるのです。



私も年齢を重ねるごとに、「嬉しい場面」「緊張する場面」「まさかの場面」「大失敗」などなど、大きいプレッシャーがかかったり、気落ちしたり、戸惑ったりと、そんな経験が何度もありました。

何歳になっても失敗や初めての経験は、良い時も悪い時もプレッシャーがかかるものです。また、若い人から人生経験が長いと思われてる分、年配になってからのほうが、それらしくふるまおうとして、よけいにプレッシャーがかかります。

ある時、最悪と思われる出来事が私の身にも降りかかりました。当初は憤慨したり、気恥ずかしく思ったり、落ち込んだり、と気持ちが大きく揺らいでいました。そんな時、ふと思ったのです。

「これは結果ではなく、まだ結果に至る過程の出来事なんだ」
「人生のうち1度くらい、こういう経験も悪くないな」

と。(もちろん、法律違反は論外ですが(笑))
そうすると、気持ちがス~ッと楽になりました。

「失敗しても経験。上手になるための過程。」
「人より少しおもしろい経験を積めた」
「この最悪な状況が、次へのステップになる」
などと、ポジティブな感触が湧いてきました。

様々な失敗や辛い事を体験すると、落ち込み、ネガティブになって何もやる気が湧いてこないものです。とくに先の展望が見えない時は、不安感もあり、残った後始末すらできなくなります。しかし、この体験をひとつの「学び」「勉強」と思うと、少しやる気がわいてきました。物事をどの角度から見て捉えるかで、自分自身の気持ちが大きく代わった出来事でした。

何か行動を起こすときは、失敗やミスはつきものです。それは楽しい場面でも、悲しい場面でも同じです。また、何もしていなくても勝手に面倒に巻き込まれる時もあります。結果や現状は変えられない時もあります。しかし、それをどう捉えるか、どう解釈するかは自分自身の心なのです。

アメリカを代表する哲学者・心理学者の一人、ウィリアム・ジェームズの名言です。
「人は心構えを変えることによって人生を変えることができる。これは、われわれの時代の最大の発見である」

辛い事や困難に直面した時、プレッシャーがかかるような場面に遭遇した時は、
「これは過程だ、楽しんでいこう」
常にそう思っていこうと思います。