「自分を否定するな」
物事が上手くいかない時、壁にぶち当たった時、誰しもが多かれ少なかれ、自分自身のことを振り返ります。
後悔したり、自身の足りなさを自覚して、自分を責める時もあるでしょう。タイミングが悪い、運が悪い、周囲が悪い、と、他に原因を求めたり、責任転嫁することもあるでしょう。
そんな時、自分自身を否定する気分になる時があります。自分の全てを否定されていると感じたり、周り全てから否定されてるような気分にもなったりします。
「俺はダメだ」
「私は周囲から認められていない」
「世間になじめない」
ただ、原因がなんであれ、いつまでも落ち込んでばかりはいられません。この現状は変えないといけませんし、変えることができるのは自分の意志だけなのです。
また同じことを繰り返さないためにも、深く考え、次回こそは上手くいくように、改善すべきところは改善していく、そしてもっと良い手を考えていく。
あるいは、立ち向かうばかりでなく、逃げ出しても良いのです。立ち去っても良いのです。環境になじめないこと、自分に不向きなこと、幸福感を感じれないこと、そんな場所には、時として長居することが時間の無駄な時もあります。
そして、そんな時、
「良い勉強になった」
「この失敗は、私に学ばせるために必要だったのだ」
「俺に足りなかったものを習得させてくれているのだ」
「自分の人生に必要なものと、必要じゃないものを理解させてくれた」
「自分にとって、なにが大切で、なにが大事かがわかった」
と、そんな感じで考えていくと、少し気が楽になりました。
今、振り返って思うと、多くの失敗をしてきたし、多くの落胆も経験しました。現状だって、10代の頃、夢描いたものとは全く違っていて、いまだになんとかしようともがいています。
ただ、どの出来事も過ぎてしまえば貴重な経験で、私の大きな財産です。
多くの失敗で多くを学びました。多くの落胆で気持ちが少し強くなりました。振り返れば、そういう体験や、体験をさせてくれた方々には、私を成長させてくれて、感謝、感謝です。
「自分を否定する必要はないのです」
まだまだ、学びの途中です。
これから、このつらい経験が財産になります。資金になります。
私も、一つ一つの出来事を自分の財産、学びの時間だと思って、これからの「物事が上手くいかない時」「壁にぶちあたった時」に対峙していきたいと思います。
