himawaritotane7's diary

日々思ったことを・・。

日頃から積み上げる

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「日頃から積み上げる」

「いつかやろう」
「やれば簡単にできるから」
「いつでもやれるから」
そう思って結局やれていないことが多くあります。また、やってみたら予想以上に手間取ることも多く、大概の場合、次々に難問が出てきて、予想の何倍もの時間や手間がかかってしまいます。

他者のやることを見て、「あーすればよいのに」「このアイデアのほうが良いのでは?」と思ったり、軽口を言ったりするのは簡単です。特に自分の専門分野以外のことでは、口先ばかりのことを思ってしまいがちです。



例えば、ミュージシャンが楽曲を完成させるとして、作詞作曲なら、ちょっと音楽をかじった人なら、大概の人が一度や2度は作ったことがあると思います。曲の出来の良し悪しは別にして、ギターだったりピアノだったりで、なんとか作れるものです。

でも他の人にきちんと聞いてもらおうと思ったら、本当に大変なのはここからです。
もちろん自分一人で楽器を持って、マイクもアンプも使わない、そんな活動であれば問題ないのですが、通常はライブ活動ばかりでなく、他の楽器を入れて、よりクォリティの高い楽曲に仕上げ、CDだったりデータだったりで他の人に聞いてもらいます。
演奏や歌唱力が高くないといけないのは当然ですが、録音でもライブでも、「マイクの使い方」から、「アンプの使い方」、「アレンジ」「録音作業」「MIX作業」と作詞作曲以外の別の知識が必要な作業が続きます。一般にプロが作成した楽曲は、むしろこちらの作業のほうが圧倒的に大部分を占めているのではないでしょうか。


これは料理でも建築でも仕事でも、趣味でも何でも同じだと思います。
あたりまえですが、

発想として出てきた物を形にするのは本当に大変です。

自分が満足できれば、それはそれで、どんなクォリティで完成させても良いと思います。質の悪い作品や仕事を一年かけて完成させてもいいでしょう。
しかし「現状をなんとか変えたい」「自分をもっと向上させたい」そう思うなら、クォリティの向上もスピードも大切です。そしてそれを達成するには「すべき準備がある」と思うのです。それは、「ノウハウを身に付けておく」、

「日頃から知識と経験値を上げておく」

ということです。

部屋での教科書的な知識の吸収ばかりでなく、スタジオだったり、ホールだったりの音が実際どうであるか、雰囲気はどうであるか、どんな感じに仕上げたいか。録音時のマイクの立て方、種類、各楽器のセッティング、DTMを覚えたり、MIX作業を勉強したり、と、きりがないほど意識するところは沢山あります。


ある有名な漫才師さんが、
「入った後アルバイト中心の生活にならないように、漫才だけに集中する時間を作るために、当分生活できるだけのお金を貯めてから、この世界に入った」
といった感じの話をされてました。


ミュージシャンや漫才師さんの話ばかりでなく、仕事、趣味、夢、恋愛、なんでも同じだと思います。どの分野でも、結果を出そうと思うなら、

「常日頃から、その分野に意識を集中しておく。知識や経験を積み上げておく」

がとても大事です。私も毎日意識していかなければと思っています。